どこにも書いていない信用状のアナ・輸出編
信用状は輸入者が銀行を通じて代金の支払いを輸出者に確約する仕組みです。基本的には決済すると銀行が売上金を(輸入者の代わりに)すぐに払ってくれます。お金がはやく回収できるので大変助かります。信用状でしか輸出(貿易)はしないという会社さんもあります。

銀行から見ると輸入者から代金を回収する前に輸出者に支払いをする仕組みなので(立替ですね)、輸出者は銀行から利用枠(金額)をもらわないとできません。約定書の締結や書類にするサインの登録なども要ります。この最初の手続き、2~3日ではすみません。

貿易コンサルタントさんはとにかく信用状で貿易(輸出)しましょう!と言いますが一概に有利とは言えません。例えば信用状を利用する費用が馬鹿にならないのです。コンサルタントさんはこの点を一言いうべきではないかと思うのですが…。
また、信用状を利用するとき輸出者が負担する費用には次のようなものがあります。

<基本>
信用状接受料
信用状決済手数料
メール金利
書類送料
送金手数料(輸入国側銀行からの請求)
<状況に応じてかかる費用>
訂正信用状接受料
ディスクレパンシー費用
先方銀行への状況問い合わせ費用などなど
各項目をお話ししていきますとキリがありませんので結論を申し上げます。信用状決済は売り上げが100万円程度では手数料ばかりかかってワリにあわない。経験上そう思います。安直に使うとやけどすることも十分ありえます。
じゃぁ上手に使うにはどうしたらいいかと言うと……
★★マイナーなので誰も書かないけれども信用状でおさえたい7つのポイント★★
信用状についての冊子をご用意しました。A4見開き全23ページ、約12,000字。実務の話しではありません。特徴や利用の注意点に絞ってまとめました。
銀行員でここまで知っている人はいません。知っていても積極的に話しません。
会議資料みたいな体裁で恐縮ですが似たような内容の書籍は実は全くありません。これから信用状を使おうかと考えられている方、貿易をはじめようと考えておられる顧客をお持ちの税理士先生などの「信用状?」にお答えします!
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